「破る開封」のための刃先の加工は大変な作業です。Toshi Bender 62なら、マイクロニック用のユニットを利用して、簡単に、素早く、正確に加工を行うことができます。最大0.5mm厚の砥石を使い、与えられた指示通りになるように、プログラムが自動で計算して加工を行います。指示の仕方は簡単です。以下に説明と、最後に実際に指示をしてから加工を終えるまでの工程の動画があります。
データはDXFでもDDESでも、レーザーカットに使用したのと同じデータでOKです。事前に何ら準備をしておく必要はありません。加工範囲を指定して、指示書に従って数値を入力していくだけです。
ここでは一本に線に対して、どのように、どこまでの指示ができるのか説明します。指示は、マイクロニック用の枠に、スペースを挟んで二つ以上の数値を入力していくだけです。刃の長さと、削る長さがそれぞれ2mmと1mmなら、

「2 1」

と打ち込むだけです。あとはプログラムが自動計算して、対象の線の長さに対して納まる個数を自動計算し、中央揃えで配置します。下の例では、10mmの直線に対して2 1の指示をした場合、3箇所を削るという計算結果が青い丸として表示されています。



指示書の削る数が2だったら、個数を変更しなければなりません。自動計算ではなく、きちんと個数を指定したい場合は、2 1の後にスペースを挟んで個数を指定します。

「2 1 2」

これで削る箇所が2に変更され、それを元に再計算した結果が下図のように反映されます。



指示書の加工位置は、必ずしもセンターとは限りません。線の両端のどちらかに詰めた状態である場合があります。そのときは、図のstart側に寄せるなら「f」、end側に寄せるなら「r」を、文字列の先頭に付け足すことで指定できます。start側に詰めるなら

「f2 1 2」

と入力すればOKです。start側から見て、2mm、1mmの順に刃と削る青丸が表示されています。



以上でほとんどの加工のパターンに対応できますが、何らかの理由で加工位置を全体的にオフセットしたい場合は、さらに4個目の数値を入力することで調整できます。

このような指示を、全ての直線と円弧それぞれに対して指定することができます。文字列を入力した結果はすぐにグラフィックで表示されますので、実際に加工する前に指示内容を視覚的に確認することができます。
例として、指示書とそれに対応した数値の入力例と、実際にそれを入力して加工するまでの動画です。ちなみに入力例の青い四角は切断時にニッパーの爪が降りてくる位置を示しています(工具干渉を防ぐためです)。





上の動画で実際に加工したものです。



数値次第で様々な加工を行えます。



刃の残りを0.2mmに指定したサンプルです。実際に使用できるかは別として、機械の加工精度はお分かりいただけます。





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